「討議メンバーをうまく説得できない」
と悩む討議メンバーは多い。
説得力を発揮するために必要な要素はなんだろうか?
討議メンバーの皆さん、こんにちは。
GDコンサルタントのG.D.佐藤(ジー・ディー・さとう)です。
2つあげるとすれば、「ロジック」と「パッション」である。
論理と情熱と言い換えてもいい。
自分の考えに説得力をつけるためには、筋道立てて説明する論理性と、相手をその気にさせるエネルギーが必要なのだ。
「説得力がない」と嘆く討議メンバーには、このどちらかが欠けているか、どちらも欠けている場合が多い。
どんなに自分の考えを理路整然と説明しても、熱意が伴わなければ説得力は半減する。淡々と事務的な口調で正しいことを言っても、それでは人は動かないのである。
聞き手からすれば、「君の考えは頭ではわかるけれども、心情的に賛同できない」という状況に陥ってしまう。
無機質な説明に終始してしまう人は、自分の考えに熱い魂を吹き込むことを心がけてほしい。
また、どんなに誠心誠意を尽くして説明しても、論理性が伴わなければ説得力は半減する。人を説得するのに気合と根性と勢いは大切だが、それだけでは人は動かないのである。
聞き手からすれば、「君のやる気は認めるけど、僕が納得できる理由と根拠を示してほしい」ということになる。
つい気持ちが空回りしてしまう人は、いったん立ち止まり、自分の考えを整理してから発言することを心がけてほしい。あれもこれも伝えようとするのではなく、ポイントをシンプルに伝えることが大切だ。
君の考えに理屈と情熱が伴ってはじめて人は頭で納得し、心を動かされ、説得されるのだ。