グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
GDで論理的思考力が低いと評価される発言:「話に説得力がない」「言っていることがよくわからない」「話が冗長でまとまりがない」これらに思い当たる節がある人は、今すぐロジカルシンキングスキルを身につけてほしい。

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GDで論理的思考力が低いと評価される発言

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グループディスカッションでは、自分の意見を筋道立てて話すこと、つまり論理的思考がきちんとできるかどうかがポイントとなる。

「言ってることがよくわからない」
「話すと冗長でまとまりがなくなる」
「根拠なく断言している」

自分の話し方にこういう傾向がある人は注意してほしい。グループディスカッションでボロを出さないよう、ロジカルシンキングスキルを磨いておく必要があるだろう。

ここでは、グループディスカッションで「論理的でない」と評価されてしまう発言パターンについていくつかの例を挙げておきたい。

感覚的に話す

「(なんとなく)〜じゃないかと感じます」
「(自分の経験では)こうですよね」

といったような話し方をする人は、感覚や主観で話す傾向があるので注意してほしい。グループディスカッションでは、意見を述べる際には、できるだけ客観的であることが求められる。客観的であるとは、与えられた情報(事実)から、誰もが「こうであろう」と推測できる範囲から外れないことだ。

紙面情報から外れ、「自分の経験ではこういうことがあった」とか、「(常識的に)こうだよね」といった話し方をする場合には、それがあくまで個人的な経験に基づく見解であることを強調しておいた方がよいだろう。自分の経験則や主観を、あたかも社会の一般論や議論の総意であるかのように話してしまうと、客観性の低い発言と受け取られかねない。

思いつくままに話す

「あと、これも大切なことですが……あ、いちばん大事なことを言い忘れていました」

といったように、次から次へと思いついた考えを口に出すタイプも、論理的思考力が低いとみなされる危険がある。発言する前に整理ができていないからだ。論理的思考力が高い人は、バラバラに存在する論点を自分なりの切り口で整理して、順序立てた話ができる。思いつきで話す人は、個別の論点は個別の論点のままに個別に列挙していくだけなので、それぞれの論点がどのように結びついているのか全体像が見えにくいのだ。

思いや気づきを即座に場に発信できるのは積極的とプラス評価される一方で、情報を体系化したり、構造化したりする能力が低いと評価されることがあるのだ。発言する前には、自分の考えをできるだけ整理しておいた方が良いだろう。


決めつける

「これって絶対こうですよね」
「必ずこうなります」
「これしかないですよね」

断言調で話す癖がある人は、論理的思考力が低いと評価されることがあるので気を付けよう。これらの表現は、決めつけや思い込みで発言していると受け取られかねないのだ。論理的思考力が高い人は、「違う可能性もあるんじゃないか?」という疑問を常に持ち、物事を一面からみて鵜呑みにしてしまうのではなく、多面的な角度から検証しようとする。物事に絶対はないし、選択肢も一つとは限らない。

決めつけで発言する前に、他の選択肢が考えられないかもう一度吟味してみてほしい。


以上、グループディスカッションで「論理的思考力が低い」と評価されやすい発言パターンについて説明した。残念ながら、こういった発言傾向は普段からの習慣がにじみ出てしまうものなので、いくら演習で意識しても隠し通せるものではない。

これらの失敗を根本的に回避するためには、日頃からロジカルシンキングを意識し、スキルアップしておくことが求められる。ロジカルシンキングに自信がない人は、こちらの教材を使って今すぐロジカルシンキングのトレーニングを始めてほしい。

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