グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
なぜGDにクリエイティブシンキングが必要なのか?:討議メンバーの諸君には常識にとらわれず、聞き手の心に刺さるような斬新な議論を展開してもらいたい。

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なぜGDにクリエイティブシンキングが必要なのか?

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グループディスカッションを終えた直後、討議メンバーに議論の感想を聞くことがある。

出てくる意見で多いのが、

「自分では気づかなかった意見が出て参考になった」
「いろんな意見が出て面白かった」

といった感想である。

他の討議メンバーもこういう意見が出ると「うんうん」と共感反応を示していることが多いが、私はこの感想に違和感を覚える。

討議メンバーの皆さん、こんにちは。
GDコンサルタントG.D.佐藤(ジー・ディー・さとう)です。

残念ながら、多くのグループディスカッションは、想定の範囲内で終わることが多い。

グループディスカッションでは複数のメンバーが一つのテーマについて議論する。一見、様々な意見が出て、議論に幅が出そうなものだが、あまりそうはならない。

討議メンバーが「いろいろな意見が出た」という感触を得ても、聞き手からすれば「平凡でつまらない討議」と断罪されてしまうのは、そもそも討議メンバーの考えや考えのルーツとなるバックグラウンドが同質化されているからだ。

ほとんどのメンバーが日本で生まれ、日本の教育制度を受けてきた者同士である。同じような環境で育ってきた人は、同じような考え方をするものである。その結果、同じような意見の出し合いになり、無難な結論づけで済ませてしまうことが多くなるのだ。

こういう予定調和的なグループディスカッションから脱するためにも、他の人にはないような独自の着眼や考え方をしなければならない。

そこで必要となるのがクリエイティブシンキングだ。ゼロベースで自分の考えを見直し、自由な着想から斬新で意外性のある考え方を展開する考え方のことである。

クリエイティブシンキングを身に付けるためには、まずは自分の固定観念や常識を疑うことから始める必要があるだろう。常識の範疇ではなく、常識から外れたところにも目を向けて、自由に発想を膨らませていくのだ。

討議メンバーの諸君には常識にとらわれず、聞き手の心に刺さるような斬新な議論を展開してもらいたい。

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