グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
GD中のメモで差をつける方法:グループディスカッションでのメモを侮ってはいけない。メモを効果的にアウトプットすることで、他に差をつけることができるのだ。

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GD中のメモで差をつける方法

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GDでは、メモの取り方次第で評価が劇的に変わる可能性がある。討議中にうまく発言できず、今一のパフォーマンスだったとしても、メモの取り方が秀逸であれば、評価の見直しにつながることもあるのだ。

これはグループディスカッションの盲点である。

大抵のグループディスカッションでは、演習前にメモ用紙が配られるか、演習シートに直接メモを書き込んでも良いという説明がされる。しかし、ほとんどのメンバーは、メモにあまり意識を向けない。

演習終了後に、「では演習シートとメモ用紙を回収します」と言われて初めて

「しまった!何のメモも残してない」
「うわーっ、書きなぐりだよ」

と慌てるのである。

ただし、安心してほしい。たとえメモが白紙でも、評価にはあまり影響しない。GDでは、メモ用紙はあくまで補助ツール。なので、メモをちゃんと書いてないからといって、評価が下がったりすぐことはないのだ。

あったとしても

「発言内容と同じく、メモも整理が不十分だな。やはり論理的思考力が弱いな」

という具合に、一度下した評価の再確認に使われる程度である。

というわけで、たとえ白紙だろうが書きなぐりだろうがマイナスの影響はあまりないメモだが、プラス評価には大きく影響する可能性が高いのだ。

メンバーからも軽視されやすいメモ。みんなが走り書き程度にしか使っていないメモ用紙に、もし一人だけ中身の濃いアウトプットを残していたらどうだろうか?

がぜん目を引くのである。

例えば、図やチャートを使って因果関係を捉え、紙面情報から自分の考えを的確に導き出していたりすると、たとえGD中の発言が少なくても、「この人は消極的なだけで思考はクリアなのかもしれない」と思わせることができる。

それは「何を考えているかよくわからない消極的な人」という低評価の印象から「実は、頭が良くて慎重な人かもしれない」という印象に変わり、インバスケットや面接演習といった別の演習で確かめてみよう、という評価保留に持ち込むことができるのだ。

また、マトリックス表を作って各メンバーの案のメリット・デメリットを綿密に整理していたり、マインドマップを使って紙面情報やメンバーからでた意見をまとめていたりすると、「自分なりの情報整理の仕方を持っている」と判断されて、思考面でプラス評価されやすくなる。

また、文字も殴り書きでなはなく、きれいに書いたほうが印象は良くなる。

たかがメモ、されどメモ。
グループディスカッションでのメモを侮ってはいけない。メモを効果的にアウトプットすることで、他に差をつけることができるのだ。

ただし、評価者の中には、メンバーから回収したメモにろくに目を通さない人もいるので、必ずしもこの方法が日の目をみるとは限らない。

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