グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
GDとディベート:就活や昇進・昇格試験の場で行われるディベート型グループディスカッションとは?

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GDとディベート

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グループディスカッションと似た形で行われるものに「ディベート」がある。

討議メンバーの皆さん、こんにちは。
GDコンサルタントG.D.佐藤(ジー・ディー・さとう)です。

ディベートとは、あるテーマの是非について、肯定側と否定側に分かれて議論を行うものである。ディベートは厳密なルールに基づいて行わる。先攻後攻があり、自チームの主張をロジカルに立論したり、相手の主張に論理的な反論を加えたりしていく。勝ち負けの判定はジャッジが行う。

ディベートは厳密にはグループディスカッションとは異なる。ただ、討論や議論というニュアンスで、ディベートの要素を取り入れたグループディスカッションが行われることがある。ディベート型GDは、本来のディベートほどルールが細かく設定されているわけではない。

討議メンバーは、あるテーマの是非について、肯定側と否定側にわかれて議論を行う。まさに砲雷撃戦である。

ディベートのテーマには、

「日本にカジノを作るべきか? YES or NO」
「原発は全廃するべきか? YES or NO」

といったイエス/ノー形式のものが多いが、

ディベート型グループディスカッションのテーマとしては、

「新たなクライアント向けシステムの開発プロジェクトにおいて、重視すべきは品質か納期か?」
「商品開発において求められるのは実現性か、新規性か?」

という具合に、必ずしもイエス/ノー形式ではないお題を与えられることがある。
その辺りは臨機応変に構え、主催者側のルールに柔軟に合わせてほしい。

ディベート型GDの場合、制限時間内に討議メンバーで結論を出す必要はない。討議を観察する立場の人が、最終ジャッジを行うことになる。「問題解決型」のグループディスカッションと比べると討議メンバーの競争心が煽られやすく、議論が盛り上がりやすい。

攻撃型のドSの君なら、相手を叩き潰すことに血が騒ぎ、武者震いを感じに違いない。
草食系の君なら、戦いの雰囲気に呑まれ、臆病風に吹かれるかもしれない。

ディベート型GDは、相手の意見を否定したり、矛盾点を指摘したりと、討議メンバー同士の対立を招きやすい演習でもあるため、殺伐とした雰囲気に陥る危険がある。できるだけ建設的な場になるよう工夫する必要があるだろう。

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