グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
リーダーレスグループディスカッションのポイント:リーダーレスグループ討議であってもリーダーシップを発揮することは推奨されるし、そういう人の評価も高くなる。

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リーダーレスグループディスカッションのポイント

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別のページでも述べたが、グループディスカッションをリーダーレスで実施する場合がある。

いわゆる「リーダーレスグループ討議」と呼ばれるものだ。

討議メンバーの皆さん、こんにちは。
GDコンサルタントG.D.佐藤(ジー・ディー・さとう)です。

このリーダーレスグループ討議を行う際には、予め主催者側から説明があるのだが、通り一遍の説明を聞いただけでは、どこまでが許容範囲で、どこからがNGなのか判断しにくいものがある。

そこで、ここでは、リーダーレスグループ討議のルールを再度説明しておきたい。

リーダーレスとは、リーダー不在で討議をしろということだが、この説明が誤解を招いて、

「司会をしてはいけないんだ」
「リーダーシップを発揮しちゃいけないんだ」

と変に堅苦しく受け止めて自縄自縛に陥って自滅してしまう討議メンバーがいる。

重要なポイントだが、リーダーレスグループ討議であっても、リーダーシップは発揮するべきだし、司会者役をやってもいい。

リーダーレスグループ討議のルールをわかりやすく言うと、要は「討議メンバー同士が公平な立場で討議してください」ということだ。

そのために、予め司会者役や書記役を決めるなどの役割分担をしないでほしいと言っているのである。

以下は私の独断だが、リーダーレスグループ討議での認められる発言とNGとなる発言の例を見てほしい。

認められる発言

「まずは皆さんの考えを順番に聞かせてくれませんか?」
「それでは次の問題に進みましょう」
「鈴木さんはどう考えますか?」

これらの発言は実質的には司会者としての言動となるが、リーダーレスGDでは認められる。

認められないNG発言

「まず司会役を決めませんか?」
「私が司会進行をやってもいいでしょうか?」
「では、半沢さんがリーダー役でお願いします」

こういった明確に役割分担を促すような言動はNGの対象となりやすい。

違いがわかるだろうか? 上の認められる発言では、実際にはリーダーシップを発揮しているのに、NGとはならない。リーダーレスグループ討議とは、あくまで形式的な役割分担を排除するものであり、結果的にリーダーシップを発揮したり、司会者役としてメンバーの意見を取りまとめたりすることは許されるのである。

むしろ、リーダーレスグループ討議であってもリーダーシップを発揮することは推奨されるし、そういう人の評価も高くなる。

「リーダーレスで討議すること」と「リーダーシップを発揮すること」は別物であると理解しておいてほしい。

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