グループディスカッション(GD)のコツと対策

グループディスカッション(GD)のコツと対策
GDの聴き手の立場になる:グループディスカッションを観察する側からすれば、つまらない討議を聞かされるほどうんざりすることはない。聴き手の立場になって討議の質を高めることが大切である。

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GDの聴き手の立場になる

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討議メンバーの皆さん、こんにちは。
GDコンサルタントG.D.佐藤(ジー・ディー・さとう)です。

討議メンバーは、グループディスカッション中は討議のことで頭がいっぱいだと思う。
討議開始直後は、観察者やカメラの存在が気になったりするものだが、討議に集中しだすと、そんなものはすぐに忘れてしまうものだ。

そういうフロー状態になるのはある意味良いことだが、ここで一つ忘れないでいてほしい事実がある。

グループディスカッションを観察する側からすれば、

つまらない討議を聞かされるほどうんざりすることはない。

という厳然たる事実だ。


つまらない討議とは、

・一般論、当たり障りのない内容が多い。
・話が停滞し、討議が前に進まない。
・井戸端会議のように話の論点が見えない。
・盛り上がりに欠け、浅い合意形成でとどまる。
・核心を突いた発言が不足して、形式的なやり取りに終始する。
・討議メンバーの発言回数に偏りがある。
・予定調和的な結論が提示される。
・ユーモアや遊び心が少ない。
・話がシュリンクするばかりで発展性がない。

といったものだ。

グループディスカッションを主催する側には、「優秀な人材を見極める」といったような明確な目的があって、真剣に討議を観察しているのだけども、観察者も人間である。

ランチを食べた後につまらない討議をされると、あくびも出るしまぶたも重くなる。

また、討議の面白さは得てして討議メンバーの質と比例するものだ。討議メンバーの中に優秀な人材が多くいるほど、討議が盛り上がる傾向がある。

聴きての気持ちに立った討議を心がけることでも、グループディスカッションの質を高めることができるのである。

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